まずは古くても現行の基準に近づけて自然災害と向き合う
この記事は、2019年10月12日に公開したブログのアーカイブ記事です。
執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
こんにちは。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。
いま、太平洋上に大きな大きな台風が日本に向かってきています。
名古屋は台風の左側になる予定なので北風と雨が心配ですね。
この時期、台風が大きくても小さくても上陸予定の前日と後日は各現場を台風対策で閉鎖したり、
外部に開口部がある現場だと合板を打ち付けたり、仮設足場のシートを絞ったり・・・でほぼ前後2日間は養生と復旧で私は現場作業になります。
そんな中、現場内では鉄骨造なので補強工事が進んでいます。
リフォーム・リノベーションをするときに忘れがちなのが、その建物は新築の間取りに合わせて計算されて作られているってことです。
当然に、間取りが変われば補強も必要になります。
弊社は宣伝というか、プロモーションが下手な会社です。
作っている最中も、何で解体工事が終わって丸裸の状態や下地の状態が長く続くんだろ・・・って施主様も不思議に思うかもしれません。
ただ、施主様は他社に比べて2倍の打合せ時間を設けたり、
打合せ段階から見た目だけを重視をして進めていない会社と認識してくれているので任せていただいていますが、リノベーションを検討している時に弊社に声をかけようかな~??
という時にはやはり見た目が大事になる事がとても多いみたいです。
私たちの自己満足なのかもしれませんが、結局は完成してみると補強部分や下地、断熱にどれだけ時間と費用を費やしていても知る術はありません。
住んでみて、10年経過してみて・・・やっと違いがハッキリする。
リノベーションで手を抜けば10年後にまた大きな出費が必要になってくる。
猛暑、豪雨、台風などの自然災害は今後増すと予想されています。
建っている地域によっても水害なのか、土砂災害なのか・・など様々ですが、いま出来ることの最善を低コストで実現できるのはリノベーションをするときくらいしかないのかなと思っています。
経験の無いレベルでの災害は難しいけど、せめて古い家でも現行の基準に近い状態まで建物レベルを引き上げてお引渡しをする。
これが弊社の標準リノベーション仕様「涼しく、暖かく、静かで安心に囲まれて」です。
株式会社SOWAKA
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