仕事をする為の練習

この記事は、2019年7月20日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

4月からの新卒入社した2人が本日をもって本社勤務が終わり、来週から営業所勤務になります。

昨日の全体ミーティングでは約4ヶ月の勤務を振り返り話し合いをしました。

本社も2人が入社してから賑やかだったので、みんな寂しそうな雰囲気ではありましたが送別会じゃないですよ!

旭前営業所では7月26日にプレオープンをして、本格業務開始が9月1日から。

この約4ヶ月間は社会に慣れる、仕事についてなど、新入社員ならではの教育プログラムを行いながら旭前営業所の業務に必要な画像処理、動画編集などの練習をしていました。

来週からの約1ヶ月は彼ら用にカスタマイズしたPCを作ってもらったので、業者さんに設定などをしてもらってからシステムに合わせて活用する練習をします。

また練習かぁ・・(笑)

彼らにとって仕事をしたいのに、練習ばかりで世の中に出ていかない物をひたすら作るってのはキツイ仕事。

ただ、会社の方針に合わせて作る。

そしてお客様に提案や納品した時に採用してもらえるクオリティーを一発で作る事ができるには時間がかかるもの。

少し厳しいかもしれないけど、

弊社の設計も約1年は自分の想いで図面は描かせていない。

ひたすら他のスタッフが書いたラフスケッチを図面(CAD)に写すだけの一年。

設計をするにあたっては いくら学校で図面を描く勉強をしてきていても、いくら優秀であっても、まずは

お客様がどんな想いで依頼をしているのか

お客様がどれだけ苦労をして費用を捻出しているのか

お客様がどんな未来を想像しているのか

お客様がどう私達と接する事を希望しているのか

それを理解できる様になってから、

お客様はどんな人なのか、どんな暮らしをしていてどう変わりたいのか、私達の考え方に共感してもらえるのか

ここまでに約10ヶ月。

そして、やっとリノベーションの話を考える。

お客様の改修する建物はどうなのか(法規、構造、環境)

自分だったらどう提案をするのか(自分の身体を使った様々な動作や導線確認)

そして、1年経ってやっと自分のプランと他のスタッフのプランを同時にお客様へ提出する。

(この時はプランを2つ描くので通常の2倍以上も線を描かなくてはいけない)

実際に自分のプランを描き始めると、新たな試練が・・

そんなもんです。

試練を繰り返しているうちに不満が溜まって辞めてしまう人もいると思いますが、古い教育方法かもしれないけど、試練があるうちは結果ばかりに拘らず長期的な視野で自然と身について場数をこなして、どんな事でも対応ができる必要があると思う。

一生懸命に乗り越えていこうとしてくれる姿は本当に応援したくなる。

どんな会社でも同じだと思う。

個人プレーではないから会社の方針やクオリティに合わせる練習をひたすらしなければいけない。

その我慢がお客様の満足に繋がるって私は教えたい。

良い仕事をする人はいくらでもいる。

頭の良い人もいくらでもいる。

でも、お客様本位を理解した良い仕事をして若い彼らにとって自立した未来を渡したい。

営業所に移る2人もここからが始まり。頑張ってほしいと思う。

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