リフォームとリノベーションのこと

この記事は、2017年2月25日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

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こんにちは

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

今日はリノベーションってナニ?について書こうと思います。

新築ばかり請け負っている同業の友達からいつも言われること

「何でそんなに苦労する改修ばかりやってるの?」

「改修の楽しみを知ってしまったから」っていつも答えていたけど、確かに大変。

弊社の場合、

リフォーム = 間仕切り変更等を伴わない改修(模様替え)

                        例えば:クロス貼り替え、トイレ器具の交換、修理

リノベーション = 間仕切り変更等を伴う改修(大規模改修)

                        例えば:中古物件購入時のスケルトン改修や間取り変更

最近はメディアの影響で、お洒落な改修をリノベーションと捉えているお客様も多い。

まぁ、名称なんて何でも良いけど。

弊社が通常行っているリノベーションは仮住まいをしてから行う空き家改修です。

住みながらでも工事ができない訳ではないのですが、お客様側も弊社側も大変すぎる。

住みながら改修の場合(リフォームも同じ)、工事前打合せで話し合いをしたうえで着手する訳ですが

だいたい6日目位までは耐えてもらえる。

が・・

6日を過ぎると明らかにお客様が疲れている顔つきになるか機嫌が悪くなってしまう。

分からないでもない。

・トントンカンカンと1日中鳴り響く音

・普段の生活では考えられないほどの人数の職人が家の中にいる

・どこからか飛んでくるホコリ

・自分の家なのに何となく気をつかう、ゆっくりできない。

実は弊社側も同じ事(逆の事)を常に考えている。

空き家改修に比べて掃除の仕方から作業手順まで大きく違う。

結果的にお客様が疲れ果ててしまうので、場合によっては工事をお断りしてしまうことも多いです。

また、リフォーム工事はスピードが早い割に大工、電気、水道、クロス等の様々な職人を時間指定で段取りをすると共に

着手時に資材を揃える必要があり意外と大変。

そして、しっかり現場確認が必要な工事内容の場合は現場監督が常駐に近い状態となるので完全に予算オーバーとなる。

最近はデザインリフォームが流行っているが、弊社が請け負うと完全に赤字工事。

日本はデザインにお金がかかるという感覚が少ないので、リフォーム会社と相見積になっても

完成形が全く違うんですけど・・・となってしまう。

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