せとものづくり体験

この記事は、2020年3月12日に公開したブログのアーカイブ記事です

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

私は小学4年生の時に名古屋市から瀬戸市へ引っ越してきたのですが、瀬戸の子ども会では陶器づくりの体験などがあり楽しみの一つでもありました。

同じクラスの子でも親が陶器工房を運営していたり内職をしていたりで、普通に「せともの」と縁があったのですが、瀬戸に暮らしているとそれが日常。

コロナウィルスで遊園地にもイオンへも行きづらくなってきた杉山家ですが、さてさて、日曜日にどこへ行こうか・・・ 

最近の悩みでもある。

先日、義理の姉も遊びにきてくれたので、「そうだ!せとものづくりへ行こう!」となり、久し振りに実家を通り過ぎて、さらに奥にある『品野』という場所にある工房へ行きました。

私が小学生だった頃は、失敗したら失敗したまま焼いて渡されたのですが、

イマドキは「おじさんが後で直しておくね」って・・・

色々あるんでしょうね(笑)  

どこの業界も一緒だなぁ

個人的には、誰でも綺麗な形で焼いて渡されたら簡単に作れるって錯覚してしまうのではないかって思ってしまう。

何十年と修行して世の中に出せる陶器が作れる様になったら、体験で来たお客さんの陶器を修正するのが日課になっていたら嫌にならないのか。

ビジネスだから仕方ないんですよね・・

建築の世界でも一緒かも。

一生懸命寝ずに勉強して設計の免許を取っても、自分の考えで設計をしている設計士なんて極々少数。 

ほとんどが設計料無料!って書かれたチラシなどでプラン申込をしてくるお客さんの家を書いたり、申請だけの業務をしていたり、下請負でプランは考えさせてもらえず図面だけひたすら書いている。

技術を安売りした日本だから仕方ないのですが、技術屋が馬鹿を見る時代って薄っぺらいなーって思う。

たぶん、お客さんが作った陶器を修正するのってホントは難しいのだと思う。

最初から自分で作った方が絶対に簡単なのに・・

作らせてくれて有難うございました。

「せともの」を作る体験をする。 

その先に何かを訴えて「せともの」が簡単にできるのではなく、「せともの」はなぜ全国的に有名な陶器なのかを伝えられると、職人さん達も頑張ろう!って気になれますよね。

すごく丁寧に教えてもらったお陰で貴重な体験ができ楽しかったことと、2ヶ月後に焼きあがる私の作品なのか、職人さんがリフォームしまくってやっと形になったのか分からない作品を受け取るのが楽しみです。

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