長久手リノベーション2期工事完了

この記事は、2016年11月13日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

9月から始まった長久手市の戸建リノベーションは現在のところ2期工事までが完成。

月曜日から3期工事が着手する訳ですが何故に1~3期に分かれているのか・・

それは、2世帯で住みながら家全域の改修だからです。

・引越す事はできない

・ガラっとリノベーションをしたいけど、親世帯は生活が急に変わると体調も変わってしまう

実は、一番難しいパターンなのです。

私がこの改修業界に入った頃、家全体をリフォームしたいという事で全体のクロス貼り替えと床の張り替えを住みながら行いました。

当時の私はいつも2部屋、3部屋クロス貼り替えをやっているから平気だと思っていた。

しかし、着手して2日目になって家中がホコリだらけになるし、荷物の移動、どこでご飯を食べたら良いか、この荷物は触っても良いのか・・・ 

色々な問題にぶつかった。

そのお客様にはとても迷惑をかけてしまった。

でも、現場をやりながら色々な気づきがあり4日目からは挽回して約2週間の造作工事を含むリフォーム工事は問題を最小限にして完了しました。

私もお客様も疲れ果てました(笑)

15年以上経ちましたが、今でも「杉山くーん」って呼ばれています。

工事中、私はお客様宅の家族になろうって決めて行動をする事にしたのです。

自分の家だったら・・・

朝、起きてどうか。 

洗顔や朝食時はどうか。  

夕方に帰宅してどうか。 

お風呂に入る時はどうか。 

夕食時はどうか。 

寝る時はどうか。 

安心して工事を任せていてもよいか。 

ホコリは気にならないか。

これがSOWAKAの思想の原型です。

大きな工事だけ請けますよ~  

ではない。

全面改修というのは小さな工事が集まって範囲が大きくなっただけ。

逆に、小規模工事ほど難しいのですが小規模工事ができなくて大規模改修なんてできない。

今回のリノベーションはキッチンの場所が大きく変わります。

が、キッチンが使えない日数はゼロ日。

施工側にとって様々な壁がありますが、全てはお客様のため。

だからこそ、工程計画を立案して施工方法も他社とは違う。

この画像のキッチンはキッチンハウスのオーダーキッチンです。

そして、天井はテクスチャーパネル、壁はまだ仕上がっていませんが珪藻土仕上げ。

細部までコダワリの塊ですが、それはお客様のコダワリ。

私のコダワリは工事完了後のお客様との関係性です。

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