店舗兼事務所完成
この記事は、2023年6月1日に公開したブログのアーカイブ記事です
執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
名古屋市や尾張旭市でリノベーションを通じて暮らしの提案をしているSOWAKAの杉山です。
さて、1月初に着手した春日井市の重量鉄骨造店舗リノベーションが完成しました。
元々は建て替えをしたかったオーナー様でしたが、市街化調整区域ということもあり色々な法律が絡んで断念。
建て替え不可ではないのですが、建て替えを選んでいたら未だに設計中だったと思う。
石玉石材株式会社 春日井市大泉寺町大池下 443-125
石玉石材ホームページ: 石玉石材株式会社|春日井 小牧 多治見の墓石・御供養はお任せください! (ishitama.com)
はなたま ホームページ: 愛知 岐阜 三重の樹木葬・永代供養墓・墓じまいなら供養の総合パートナーはなたま (hana-tamao.com)
創業50年を超える春日井市の石材店で、主に尾張東部を中心に墓石の販売、施工まで一貫して行う会社様です。
現社長は私とほぼ年齢が変わらない歳で、近年の社会情勢からお墓離れも進んでいる中で「墓じまい・永代供養墓、樹木葬」等にも事業を広げていくなど、昔ながらの石屋さんイメージを「正直・真面目」をモットーに変えようと活動されている方です。
実は・・工事中に社長からメチャクチャ怒られました(泣)
石玉石材株式会社のホームページを読んでみると分かるのですが、職人畑出身の社長なので片づけや下地の作り方、職人の作業に臨む心構えまで「あるべき論」がある。
弊社が悪いのは前置きしておきますが・・
ある日、雨の日に屋根のある部分でコンクリートブロックを積む作業を職人がしていました。
朝から私も職人へ指示をする為に現場へ行き、作業は順調に進み始めたので、作業終了時に後片付けをして現場を出る様に伝えて現場をあとにしました。
次の日、石玉の社長から激怒の電話が・・・
職人にも事情を聞いてみると次の通りだった。
作業が終わる少し前から雨が降りこんできたらしく、撤収を急いだとのこと。
現場の状況はというと、ただ撤収をしただけとなっていた。
コンクリートブロックを積んだ部分には雨が当たり、下地部分になるとはいえブロック目地の表面が雨にさらわれてしまっていた。
そして、スケルトン解体工事中という事もあったのですが片付けが美しくは無かった。。
杉山さんの家だったり事務所を工事する時にこういう風だったら嫌じゃないのか?
一部の職人に杉山さんの想いが伝わっていないのではないか。
コレ、いつも私が従業員や職人に言っている言葉だったのですが、私が言われてしまった。
情けない。
石屋さんも建築屋も、今の時代に職人を動かすのに苦労をしていると思う。
業界的に元気が良かった昔ながらの職人たちは高齢で引退をしてしまい、さらにバブルとリーマンショックで職人不足に陥った建設業(石屋さんも)なのに、追い打ちをかけるように社会全体で働き方改革が進み、土日祝日に工事をすることができなくなった。
職人さんって日給月給だったり仕事をこなして給料を作る形なので、休みが多いと収入も少なくなるんです。
だからサラリーマンは休みがほしいけど職人は休みが敵。
加えて作業時間に指定のある現場とかも増えたので、職人も困窮してしまっている。
だからか同業者と話をしていると、最近は職人なのに指示通りにしかやらない人や、人手不足をいい事に高額な請求をしてきたり、口が達つ人だとミスを誘発させて作業ができなくなった休業補償みたいなものを請求する人も存在する様になってきているようです。
まぁ、社会全体がそういう風潮ではありますね。
石玉石材の社長が業界の悪いしきたりを変えたい!っていう想いは私も同じ。
怒られたけど、私も葛藤してる。
お客様にとっては最善ではなく最高であるべき。
打合せ段階からだと1年間、色々なお話をすることができてとても勉強になったことや葛藤が生まれたこと、古い体質と新しい体質に挟まれて身動きが取れない自分がいたりで考えさせられることが多かったです。
私はお墓を持っていないけど、お墓を作るなら私は石玉の社長に作ってもらいたいなって思う。
新しくなったお店ではお骨を入れたジュエリーも加工販売するらしいので、皆さんも興味があったらホームページを覗いてみてください。
駐車場も広くなったし、すごく素敵になりました。
コレ ↓ ↓ ↓ 工事前ね。
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