趣味の世界

この記事は、2021年12月24日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

何度か私のブログに登場してくる趣味の話ですが、最近、弊社のスタッフが念願のパソコンを購入しました。

杉山イズムが注入されている弊社スタッフが手にしたものは既製品ではなく部品をバラバラに購入して組み立てるPCなので、購入というより作ったと言った方がしっくりくる。

ずーーっと少しづつ貯金をしていた彼女は、秋頃から自分がどう動かすのかを計画して部品の選定作業をしていました。

新型コロナの影響で半導体不足となり納期がかかるので少し前に部品を注文。

弊社の仕事で使うパソコンは全部自作PCで、従業員の仕事に合わせて部品を変えて作っています。(既製品を買うより自作PCの方が高性能で安いって知ってました??)

設計が使うPCや映像や画像処理で使うPCはかなり高額な部品で構成されていますが、事務で使うPCとかはビックリするくらい安い(笑)

ワードやエクセル、インターネットで使うくらいならとりあえず組みあがっていれば何でもサクサク動きますもんね。

初めて自作PCを作ることになった弊社スタッフは、明確に目的があったので部品も選びやすかったです。

ただ、給料の3ヶ月分は軽くかかる彼女のプライベートPCは私が今まで作ったパソコン達より遥かに性能がいい。

会社のパソコンより性能が良いって・・・ 微妙(笑)  

プライベートで仕事以上の事をするつもりなのか。。

そして、弊社の営業所(KURASI MARKET)で愛着をもって使ってほしかったのでCPU(PCで大事な部品)など部品の組付けは私が教えながら彼女が自分で付けました。

女性が自作PCを組み立てるのも珍しいですよね。

高価な部品ばかりだったので、とても怖がっていましたが楽しんでもいました。(私も従業員がやっと手に入れた部品だから触るのはコワイですよ!)

こうやって自分(私)の趣味に共感して同じ道を進もう、越えようとしている人と一緒に何かをするって嬉しいことですね。

私の小学校卒業アルバムには将来の夢・・・プログラマーになること!って書かれていました。

今?? 建築屋さんです(笑)

小学生の時から粗大ごみを物色するのが好きだった私は、買ってもらえる訳が無いのでテレビやビデオデッキ、オーディオ・・・壊れている物を色々と拾ってきては分解してニコイチ、サンコイチと2台や3台拾ってきては使える部品だけを組み合わせて1台にしていました。

だから4年生の杉山少年の部屋は自宅リビングと同等の品々が揃っていて、当時、まだ製品化されていなかったビデオが内蔵されたテレビ(テレビデオ)も作っていました。

昔のテレビはスピーカーが大きかったから正面に付いているスピーカーを外して正面のパネルを加工してビデオデッキを埋め込む。

あらかじめ修理したテレビとビデオデッキの基盤をテレビの内部でハンダ付けをして接続。 

楽しかったですよ。

そこに大須のアメ横やカトー無線で色々と買った物を組み合わせて自己満足なマシンを作るのが好きでした。

そして、パソコンについては小学校5年生の時に親戚のおじさんからPC88をもらってからのめり込みました。

おじさんがプログラムのエンジニアをしていたので憧れてプログラマーになる!って言っていたのですが、おじさんは東京に住んでいたので誰もPCを教えてくれる人が居らず、そんなに上達はしていかなかったです。(両親があまりいい顔をしていなかったのもあって)

PC88はあまりにも難しい機械だったので、MSXを買って、PC98を買って・・・という流れですね(笑)

PCに詳しい方は懐かしいのではないでしょうか? 

まだWindowsやMacなんて無かった時代ですからね。

今、建築もパソコン無しでは何もできない時代になってきたので、昔の趣味がすごく役に立っています。

最近の弊社は1週間ちょっとかけて制作していたスチレンボードを使った模型も2次元から3次元に変換をして模型を作っています。

3Dプリンターです。

データの入力はいつも図面を描いているCADから3次元に変換しているので2時間くらい。

そして、3Dプリンターにデータを入力して24時間でA4サイズくらいの模型が出来上がります。

スチレンボードの模型データをCADで作るのに1日、スチレンボードで造形するのに5日。

合計6日かかっていた作業が、3Dプリンターだとデータを作るのに2時間、3Dプリンターは勝手にずっと24時間作ってくれるので、手間はかからず、完成してからプラスチックのバリ(余分な部分)を取り除くのに1時間。

合計3時間でできる。

設計スタッフの給料4分の1かかっていたのが60分の1になったのでコストの面でもかなり抑えることができました。

3Dプリンターは他にも色々と作っているのですが、こちらはまたの機会に紹介します。

何歳になっても少年のような私ですが、建築も趣味の延長かもしれないですし、好きだからトコトンできるって幸せなことかもしれませんね。

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