捨てることにこだわらない。

この記事は、2020年5月25日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:坂本真由(株式会社SOWAKA・代表)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市でリフォームやリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの坂本です。

ミニマリストが注目を浴び、持たない暮らしを目指す。

インスタグラムを見ると、みんなスッキリとした家に住んでいて、どの家もオシャレ!!

自分もスッキリした空間の中、好きなモノに囲まれて暮らしたい。

でも、好きなモノ・・? 

人と比べることで何だかよく分からなくなってきた。

このような気持ちになったことありませんか?

数年前に断捨離に目覚めた私は、部屋中のモノを捨てていた時期があります。

部屋がキレイになり、無駄遣いも減り、断捨離をやってきてよかったと思っています。

でも同時に、自分は何が好きなのか、分からなくなった時期でもありました。

好きなもの、必要なもの、使わないけど大切なもの。

捨てる判断基準は人それぞれですが、「捨てる」ことに夢中になりすぎて、必要なものまで不要に見えることがあるのです。

ゴミはホウキで掃けばいいと掃除機を捨ててしまったり、必要以上に衣類を処分してしまったり。

私は、昔ルンバを持っていましたが、毎日、床の拭き掃除までやっていたので、掃除機で十分だと奮起し、ルンバを手放しました。

実は、、今、ルンバが欲しいんですよね。笑

仕事で帰ると、掃除機をするのが億劫な気分になり、猫を飼い始めたこともあって、ルンバが掃除してくれているといいな〜!!と夢見ていますが、一度ルンバを手放した私は「買ってほしい」と、旦那さんには言えない・・笑

いつか使うと思って、必要がないものを取っておく必要はないかもしれませんが、捨てる基準も難しいと、つくづく感じる出来事でした。

人と比べることはせず、自分がどんな生活をしたいのか、そう考えることによって最近では自分の大切なもの、好きなものが分かるようにもなりました。

私のお気に入りを紹介します。

昔、安藤忠雄が設計したベネッセハウスのオーバルホテルに泊まったことがあるのですが、そのホテルの部屋にはホテルからの手紙と夜食のおにぎりが置いてありました。

なんだ?そう思いながら開けたら、普通のおにぎりだったのですが、何ともおしゃれなシルバーのパッケージに入っていました。

手紙の温かみと、何とも嬉しい気持ちになったのを覚えています。

このパッケージは厚紙を折ってあるだけの紙ですが、私のお気に入り。

思い出と共に、自宅に飾っています。

一輪挿しに刺さっている動物たちは、休校中に暇だった3人娘のいたずらでした。笑 

なぜここに!笑

こちらは、今年の「母の日」に子どもたちがプレゼントしてくれたもの。

盆栽?コケ?ROCK PLANTSというものらしい。

大切にしています。

人生の中で必要なもの、大切なものがずっと同じものではないはずです。

その時、その時にひとつひとつ判断しながら生活をしていかなくてはなりません。

今は、インスタグラムなどで、参考にできるおしゃれな生活が山のようにあふれています。

ですが、あれもいい!これも素敵!と飛びつき、買ったはいいけど、使いこなせない。必要がないから手放す。

こんな悪循環にはならないように気をつけたいものです。

リノベーションも同じことが言えると思います。

人と比べて、あんな生活がしたいと憧れても、そこに住むのは自分自身。

本当に必要な暮らしは何なのか。

一緒に考えてみませんか?

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