SOWAKAのコンクリートデザイン

この記事は、2015年9月6日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

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こんにちは。

名古屋や尾張旭でリノベーション、注文住宅の提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

現在進行中のリビング増築工事はコンクリート色と白色だけの建築内装に置き家具で色合いを調整する仕様としています。

・床は1メートル角目地の市松柄コンクリート金ゴテ仕上げ

・壁付けTVの下には杉板模様のコンクリート打ち放し建築家具

リノベーションというとヴィンテージやレトロ、北欧デザインが先行していますが建築というよりも家具や雑貨のテイストでカバーできてしまう。最初から作り込んでしまうと飽きてしまう。

建築デザインとは何か。

実はこの床もコンクリート家具も私が鉄筋の配筋から仕上げまで行ったもの。

杉の年輪が意匠的に綺麗に仕上がる様に型枠をつくり、コンクリートを打ち込み天端を金ゴテでツルツルになるまでしごく。時間をおいて、さらにしごく。

乾燥させて2日後に側面の型枠のみ脱型、浮かせたデザインなので強度を出すために自然乾燥させて3週間後に底板を外して完了するのですが、この家具を製作するだけで約1か月かかる。

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デザイン案では長方形だったり脚を取り付ける形でしたが、建物に合わせて台形とし構造も基礎部分からコンクリートを立ち上げて浮かせる形となった。

壊す事も移動する事もできない。

建築デザインとは、その地域、その建物、その家族だけにデザインされた汎用性のないもの。

その汎用性のない個性のある箱に施主の雑貨、家具などのセンスが入ると落ち着く空間になるのでしょうね。

今日も生意気に語ってしまいました(笑)

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