重量鉄骨造リノベーション着手|名古屋市熱田区にて3階戸建てをフルリノベーション

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

名古屋市を中心にリノベーションを通じて暮らしの提案をしているSOWAKAの杉山です。

今年の春から打合せを続けていた重量鉄骨造3階建て住宅のリノベーションが始まりました。

熱田区の断熱改修

場所はSOWAKAから少し離れているのですが、名古屋市の熱田区です。

通常は事務所から朝の時間帯に下道で1時間以内に到着できるエリアが施工エリアと設定しているSOWAKA。

けれど今回は当社が得意としている「重量鉄骨造」「リノベーション」「断熱改修」「職人さん等と対等な関係で進めていける工務店」というのがお客様のキーワードだったので手を挙げました。

お客様から対等な関係で進めていける工務店って要望は初めてで、よくあるのが「自分たちの意見を尊重して・・・」だと思う。

とても最初のヤリトリから私は感銘を受けていて、何とかこの家族と関わりたい!って思っていました。

重量鉄骨造3階建ての実家をフルリノベーション

物件はご主人の実家で、両親が他界してしまって使わなくなってしまった建物をリノベーションして移り住むことになる計画。

私は建築が好きでこの仕事をしていたのですが、最近は当社に依頼をしてくれるお客様がみんな人として良い人ばかりなので、この人たちの家づくりに時間をかけたいって思うようになってきています。 

逆に、カリカリしているお客様は少し苦手。

お客様のことが好きになりながら設計をしていると本当に仕事が楽しいです。

そんな私のことも好きになってほしいから余計に頑張れる。

人間だからミスもありますが最善を尽くす時間が仕事時間で、日曜日は充実した平日を送っているので、何だか子どもたちにも向き合って優しく接することができている気がします。

毎日忙しいけど、毎日に感謝。

「近隣の方々との人間関係が良好な状態で引き渡したい」という想い

私は着手する日に、その物件の土地と建物に挨拶をしています。

これから6月中頃まで工事が続きますが、土地に立ち入り建物に手を加える挨拶をして、工事の安全とお客様にとって満足がいく家になるようお願いしています。

工事は近隣住民の方の日常を変えて騒音や振動・人の出入りがあるので、トラブルが起きないように心がける為にも土地建物、ご近所さんへの挨拶は大事だと思っている。

絶対に迷惑ですもん(笑) 

私たちの仕事は工事によって建物を再生し、工事で現地へ訪問することで近隣住民の方々とのコミュニケーションが生まれ、完成した時に建物とコミュニケーションを引き渡すようにしています。

近隣にお住まいの皆様、7ヶ月の工事期間でとても長期ではありますが、何卒よろしくお願いします。

この工事は築25年から35年の重量鉄骨造で、外壁はALC(気泡コンクリート)、防火地域に位置しているので、サッシで変更する部分は防火仕様に変更していきます。

どの物件でも予算ありきな部分もあるので、少しでも費用を抑えるために様々な工夫をしながら設計要求をクリアして迎えた着手日。

私にとってもお客様にとっても嬉しい日です。

打合せの中で優先順位をつけて、今後20年間はリフォームもしなくて良い提案をしていきます。 

築35年の場合は35年以上前の基準で建てた建物な訳ですから、20年後は半世紀以上前の基準で・・・となります。

だからSOWAKAでは住環境向上を目指してセルロースファイバー断熱、複合サッシ(外はアルミ、内は樹脂)にLOW-Eペアガラスを採用するなど、内装等はシンプルなのですが建物自体はハイスペックなものとできるようにマネジメントをしています。

またちょこちょこと現場情報をブログに書いていきますので楽しみにしていてください。

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