建築家 隈研吾にとって「ものさし」となる場所とは?
この記事は、2021年2月20日に公開したブログのアーカイブ記事です。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの坂本です。
昨夜、久しぶりに見たTV番組の話を、ブログに書きたくなりました。少しだけお付き合いください!
普段、あまりTVを見ない私ですが、「アナザースカイ」という番組は昔から大好きなんです!
この番組のファンの方、いらっしゃいますか? ぜひ一緒に想いを語る会?を開催しませんか。笑
「夢の数だけ空がある」というコンセプトのもと、スポットを当てられたひとりひとりの物語や夢、未来を語る番組。
30分という短い時間ですが、その人の考え方や夢を聞くことができて、勝手に感情移入しながら、つい私まで一緒に夢を見られる気分になるので(笑)大好きなんです。
音楽やナレーター、動画構成の組み方も本当好きすぎて、クリエイト部門として動画制作の仕事もしているSOWAKAにとっての目標でもある気がしています。
そしてなんと!昨日、特集されていたのが、新国立競技場の設計でも有名な、建築家・隈研吾(くま けんご)氏。
隈研吾氏の特集があると知ったのは放送5分前のCMにて。
慌ててテレビに食いつきました。
昨日のアナザースカイでは、隈研吾氏が自らの建築人生を変えた場所として高知県を訪ねている様子が特集されていました。
高知県西部に位置する、人口3300人の梼原町(ゆすはら ちょう)は、町面積の9割が森林という豊富な大自然のみならず、隈研吾氏の設計した建築物が6棟もあり、日本だけでなく海外からの見学ツアーもとても多い町。
隈研吾氏は建築アプローチからの地方創生に長年尽力されている建築家でもあり、番組の中でも、これからもあらゆる地域と関わっていきたいとおっしゃっていました。
私が住んでいた地元も梼原町と同じように自然に囲まれた人口3000人の町。
その地方創生を目指したのがきっかけで、現在SOWAKAでもソーシャルデザインの活動を目標として掲げているので、梼原町は一度行って見たい場所でもあります。
その町にある隈研吾氏が設計した建築物はどれもかっこいいのですが、中でも、雲の上の図書館(梼原町立図書館)の組木が織り成す空間を映し出した映像だけで圧倒されてしまいました。
「梼原町だからこそ、森の中にいるような空間を」というコンセプトをもとに、鉄と杉の混構造で実現した建物だそうです。
参照:ゆすはら 雲の上の図書館 WEBより
実際、隈研吾氏が訪れた際に、毎日のように来館して勉強をしていると話す小学生との会話の中で「やった甲斐があった」とおっしゃっていました。
私たち大人のように建築家の名前も知らない小学生が、毎日のように来ているということは、見た目だけじゃなく居心地がいいんだと改めて感動します。
私が住む尾張旭にあったら、毎日、ずっと、果てしなく(笑)ここに座っている自分の姿が想像できました。
あぁー行きたいなぁ!
私はまだ行ったことがない高知県の梼原町。
ぜひコロナの状況が落ち着いたら行きたい場所の一つです。
世界を股に掛け活躍する建築家が、地方創生に尽力されている姿はとてもかっこよく輝いて見えました。
そんな隈研吾氏にとっての梼原町とは、「ものさし」のような場所なのだそうです。
「今、自分がやっていること、進めていることがブレていないか、それを確認する場所、自分にとって“ものさし”となる場所がここ、梼原町なんだ」と。
普段、仕事だけでなく、生きていく中で、考え方や自分にとって大切なものさえ、ブレるときがたくさんある。
きっとそれは世界で活躍する建築家であっても同じこと。
一旦、原点に戻って考えてみる、見つめ直してみるということも大切なんだなと考えさせられました。
「僕が関わることで地域の素材を発見し、地方に対するお返しができるという思いで携わってきた」という想いが、私の中でとても響きました。
私は有名な建築家でもないし、特別すごいものを作るなんてことはできませんが、SOWAKAを通して地域の魅力を発見し発信することは微力ながらできるはずだと思っています。
SOWAKAの考えること、SOWAKAがお客様の為に続けていること。
地域の為のコミュニティーの場として、SOWKAが運営しているKURASI MARKETが目指し進めていくことを発信していく。
ひとりひとりの力や想いがコミュニティーとなって地域や社会の課題も解決していけるのではないかと考えています。
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