いまリノベをするべきかどうか
この記事は、2020年5月12日に公開したブログのアーカイブ記事です。
執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
こんにちは。
名古屋市や尾張旭市でリフォームやリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。
いま、リノベをするべきかどうか
なんてタイトルだ(笑)
リノベーション会社の弊社としては、「リノベをした方がいいよ!」って書いたほうがいいのかも。
弊社はGoogle検索だと「リノベーション名古屋」で19位、「リノベーション尾張旭」だと1位。
ちょっと責任を持って書かないと業界から白い目で見られてしまいますね。
私のブログをいつも読んでくださっている方は「珍しいこと言うもんだ」って思いましたか??
じゃあ・・・
私も1月に中国武漢で感染が拡大し始めた時は、ただのニュースの一つでした。
WHOが騒ぎ始めてから只事ではない!って思い、感染防止を社内では周知しましたが、経済がこうなるとは・・・
今年43歳の私は、バブル経済の崩壊時は小6でした。
リーマンショックは会社設立準備をしている時でした。
法務局で会社設立の手続きをする時に、受付のおじさんに「今は会社を設立する人なんていないよ もう少し考えたら?」って(笑)
建築に自信があったことと、仕事を失った職人を自社専属の職人に囲い込むチャンスと捉えていました。
【タイミングは自分で考えるべき】
色々な人が居ます。
この自粛モードの世界ではありますが、生きていくだけで精一杯の人からコロナでチャンスを掴んだ人まで様々。
お勤めの会社が、コロナの影響で業績が悪くなっていて先行きが見えないのであれば、大規模リフォームやリノベはお勧めできません。
経済が急速に回復するとは考えにくく、アフターコロナ対策が安定してから計画を進めてもいいのではないでしょうか?
自営業の方も一緒。
今はお勧めできません。
ただ、ご自身で問題が無いと考えている方にとっては、チャンスかもしれません。
いま、弊社を含めてどこのリノベーション会社も新規受注は半分以下になっていると思いますので、しっかりと打合せができるのではないのでしょうか。
ここ2年くらいで材料費や職人の人件費が高騰したままになっているので、安く工事ができるなんてことはないと思います。
弊社も来年の3月までは工事現場が動き続けられる受注状態で、今まで職人不足から工事ができなく待って頂いていたお客様の工事を進めていける期間でもあるので、目先の困りごとは無いのですがコチラに関して他社も同様だと思います。
中古住宅を見つけて決断をしている方は住宅ローンを組まれると思いますので、ご自身の人生設計の沿って進めていっても大丈夫だと思います。しかし、金融機関が貸し渋った場合はおそらく状態が悪いはずなので過信せず計画を中止した方がいいでしょう。
持ち家になってしまえば段階的に改修することもできるので、今回は計画の大半を行うリノベーションだとしても、もう少し景気を見てからリフォームをしながらご家族の成長に合わせた家づくりも楽しいです。
【ハッキリ言えること】
いま、2月3月に比べると資材の調達はできる様になってきているので、工事は進められる様になってきました。
清水建設や鹿島などのゼネコンも休工していた工事現場を再開していく報道がされて、建設業界は再び動き出すことになりそうです。
ただ、TOTOやLIXIL、WOODONE、Sanwa Company、Panasonicなどの住設機器や建材メーカーのショールームが閉館したまま再開の目途が立っていないので、スムーズには計画ができないかもしれません。
弊社のリノベーションだと、
Web相談といって、アプリケーションZOOMを使ったテレビ通話、メールでのやりとりを経て最初にお客様がどんな環境や建物でリノベーションをしたいのか確認をしたり、要望をヒヤリングするのでお会いする事となります。
住みながら改修をする在宅リフォームの場合は玄関前で検温を行い、マスク着用、アルコール除菌を徹底して作業を行っています。
2回目にお会いするのが、プランと概算金額の提示となります。
ここまでで、初回訪問からおよそ2週間から3週間経過します。
3回目はプラン申込みとなりますが、どこの会社でリノベーション工事を進めるのかをお客様が決める段階です。
リノベーションの依頼先をご家族で決めるまでに1ヶ月から2ヶ月かかるので、今から動き始めたとして7月頃。
弊社だけでなく、プラン申込み(会社によっては設計契約というかも)を受けてから本格的に計画が進み始めます。
プラン申込みが終わると色々な図面描きが始まり、打合せも具体的な内容になってきます。
工事金額を分かりやすく確定するために、弊社の場合は住設機器(キッチン、お風呂、トイレなど)や建材(フローリング材、木製建具、サッシなど)を決めていきます。
これは定価が分かっている物なので、後で変更したくなった場合にどれだけ予算が上がるのか分かり易くなるためです。
プラン申込みはどこの会社も概算金額の提示だけとなります。
弊社の場合も概算金額で見積書を作成しているのですが、どうやって概算金額をはじき出すのかというと、建物の状態や築年数、要望を加味した数字に改修する面積を乗じる形となります。
だから、プランの申込みをしてから要望が大きく変わると金額が合わなくなってしまいます。
そこで、お客様の予算を管理するのが弊社。
しかし、商品を決めるためにショールームで打合せをしなければならないのですが、今は閉館しているのでできません。
前述の流れで7月頃にプラン申込みを受けた場合にショールームで打合せをするのは8月の盆明け。
この時点でメーカーショールームが使えれば良いのですが・・・
【いつ引越しをしたいか】
例えば、順調に8月盆明けにショールームで打合せができたとします。
その先の流れは、
打合せは2週間に1回ペースで繰り返して、融資の実行を受けて10月末頃に着手。
およそ、改修面積150平方メートルまでの内部リノベーションで4ヶ月。
ちなみに150平方メートルだと150平米×13万円(標準仕様)で1950万円になります。
200平方メートルまでの内部リノベーションで5ヶ月ほどで完成します。
だから、3月末までに工事が完了し引き渡しが可能となるのです。
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