一軒家リノベーションの可能性
この記事は、2016年3月1日に公開したブログのアーカイブ記事です。
こんにちは。
名古屋、尾張旭でリフォーム、リノベーションを提案している株式会社SOWAKAの坂本です。
空き家の増加が深刻化する今、一軒家リノベーションの可能性が高まりつつあり注目を浴びています。
日当たりなど周囲の環境にも恵まれ、手を加えれば再生する戸建ては多く存在しているのも事実です。
低予算のマイホーム=建売住宅と考えがちですが、同じ予算でもリノベーションなら予算と時間を効率よく使え、こだわりが詰まった住まいを手に入れることができるのです。
実は私、昔は将来家を建てるなら新築で注文住宅を建てたいと思っていました。
その頃は新築の注文住宅を建てる会社に勤めていたので、あまり深く考えずに「建てるなら注文住宅」と思っていたのでしょう。
それから月日が経ち、リフォーム、リノベーションの魅力に目覚めました。
コミュニケーション重視のリノベーション会社に勤めていたということも大きいですが、何よりも中古住宅がこんなにも変身するんだという面白さに魅力を感じざるえませんでした。
それから結婚し、予算、環境、自分たちのこだわりを反映できるのは、中古住宅をリノベーションすることだと再確認し、約2年間必死に中古住宅を探し回る日々。
その2年もの間、いくつか良い物件と巡り合えたのですが、予算だったり、間取りだったりが希望と合わず、なかなか進まない計画に落ち込んだ時期もありました。
そんな中フッと見つけた、今の我が家となる築42年の木造平屋建て住宅。
最初見た時は古さが滲み出ていて、ちょっと不安にもなったりしましたが、自分たちの要望とバッチリ合う建物にワクワクしたものです。
そして私たち夫婦はこの築42年中古住宅をリノベーションしました。
この選択は間違っていなかったと思えるほど、毎日が充実してると感じています。
話は戻りますが、一軒家リノベーションの可能性とは?
家族構成の変化にも対応出来る広く住める物件が多い。
中古住宅として売り出されている物件の多くは、当時30代の働き盛りの世代が子育ての最中に購入した物件が多く、今は高齢や家族構成の変化のため、広すぎたり手入れが大変ということで売りに出されている場合が多いのです。
こういった物件が今、子育てをしている世代にはぴったりな条件の場合が多く、リノベーションすることでこだわりが詰まった住まいへと変化させることが出来ます。
我が家の築42年の中古住宅も売主さんは高齢の方でした。
売主さんともお会いしたことがあるのですが、高齢、家族構成の変化のために手放すことを決意されたみたいで、そういうお話を伺うと大切に使いたいという気持ちがより強くなりましたね。
周辺の環境にも恵まれている土地を探すことができる。
「この地区周辺」「駅から○○分」「自然に囲まれたところ」
などといった条件で探した場合、新築できる土地だけを探すより、中古住宅付きの土地の方が見つかりやすい場合があります。
私自身、中古物件を探す際にこだわったのが、自然豊かな場所ということでした。
なので都心とは離れた森の中の物件ばかりを見ていましたね。
暖炉を囲んで庭となる森を目の前にのんびり過ごしたい。
そんな妄想ばかりしてワクワクしてたので、中古物件を探しては実際に足を運び、夫婦で「いいね〜」なんて話すことが一つの趣味にもなっていた気がします。
いい条件の物件は売りに出されていてもすぐに決まってしまう事が多いですが、求める条件というのも人それぞれ。
全ての条件をクリアする物件というものに出会える事は少ないので、自分たちが何を一番求めているのかというのを、家族で決めて探してみると案外見つかるものです。
新築よりも予算を抑えやすい。
同じ面積の家であれば、新築よりも中古住宅をリノベーションする方が、既存のものを利用する分コストは安く抑えられます。
耐震補強や、土台が使えなくなってしまった家だと、まれに新築の方が安かったという場合もありますが、新築よりもリノベーションの方がこだわりを反映できる住まいへと変化する可能性は高いのです。
そしてリノベーションは新築に比べて工期が短いのもポイントになります。
その場合、仮住まいなどの費用も抑えられるのは嬉しいですよね。
私は、中古住宅を購入してリノベーションしている間、楽しみすぎて毎日のように「早く引っ越したいな〜」と言っていましたけど。笑
予算に限りがある場合も、一度に大きなリノベーションを計画せずに、数年住んで資金が出来たら、ここをやろうという計画でもいいのではないでしょうか。
実は我が家も中古住宅を購入した時は子供が一人だったので、あえて子供部屋は作りませんでした。
それから子供が3人に増えたことをきっかけに最近子供部屋を作りました。
もちろん先を考えていきなり計画することも必要なのですが、 この部分は将来にしようという計画をするのも賢いのではないでしょうか。
日本はまだまだ新築というのが主流になっているのが事実です。
でも正しい手入れをしていけば、長く使える建物は多く存在します。
新築に住みたいのか?
こだわりの家に住みたいのか?
新築を建てると、友達からは「すごいね〜」と言われますが、無理をしすぎてしまうより、こだわりの住まいを実現できる中古住宅だと、その化け率に驚かれます。
我が家も遊びに来てくれた友達に「築42年の中古住宅をリノベーションしたんだ」なんて言うと、みんな驚いてくれます。笑
一軒家リノベーションの可能性はとても大きく、何よりも住んでいる自分たちが自分たちらしく住まいを楽しめていることを大切にしたいです。
私は我が家のリビングにあるトップライト(天窓)から見える空が一つの絵みたいで大好きなんです。
時間を見つけては、ぼ〜とこの空を眺めています。
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