流行と未来の捉え方

この記事は、2022年5月22日に公開したブログのアーカイブ記事です

執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。

最近のニュースで、自動車メーカーの本田技研工業(HONDA)が新型コロナウィルス感染拡大防止として推奨していたリモートワークを取りやめて、全従業員に出社する様に方針転換をしたとありました。

私のブログの中で度々、本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏の話が出てきますが、私も技術者なので宗一郎氏の追い求めていたものにとても共感ができるので、好きな経営者であり好きなメーカーでもあります。

ただ、HONDAには申し訳ないのですHONDA製の車もバイクも飛行機も持っていません。(笑)

自動車メーカーなのにジェット機を開発するのってスゴイですよね。

逆ですが、零戦を作っていた会社が富士重工(現スバル)となっていたりしますが、モノ作りという点以外は全く別の事業の様な事業体に変化していっているのも面白い。 

確か、トヨタ自動車も機織り機のメーカーでしたよね。

弊社(株式会社SOWAKA)も建設事業でリフォームやリノベーション、注文住宅をメイン事業として活動していますが、その建設事業で培った2次元CAD(パソコンで図面を書くこと)から3次元CADに進化して3D模型を作る事業をしています。 

また、お客様へのプレゼンテーションの際に使うCGパース(コンピューターグラフィック)を写真と判別できないレベルまで引き上げたことによって、仮想現実のVR(バーチャルリアリティー)を提供しています。

VRというのはゴーグルをするとゴーグルの中の画面が現実のものと変わりない映像だと、その場に入り込んだような見え方をする技術です。 

そして、WebページやSNS、お客様へのプレゼンテーションで使用する画像や動画の作成から波及して、企業PRの撮影や動画制作、YouTube製作、画像とCGの組合せで様々な販売促進ツールを製作しています。

何か一つ!というのはとても大事で、その一つはどんどん未来に向けて技術力を高めていきながら、それに関連するサービスを行って常に練習をし続けるのも強みの一つだと思う。

さて、話は戻りますが

コロナの感染は終息することが無く終わりが見えない状態ではありますが、日本を代表する上場企業がリモートワークを廃止したことにビックリしました。

確かにリモートワークとなることで社員間の意思疎通が図れないことも多いとは思いますが、今の企業って社会的にどう見られるのかということを念頭において、エコだったりSDGS、太陽光発電・・・とクリーンなイメージや感染拡大を防止することで、社会貢献をしているって打ち出すことの意味合いの方が大きいのかなとも思っていました。

2年前の新型コロナウィルスが流行してから、新築もリフォーム、リノベーションも玄関に入ってすぐに手洗い器を設置したり、リモートワークに対応できる家づくりに方向転換してきました。

流行する前は建物性能について興味があったお客様も、2年前からは如何に目先の不安を解消するか、解消できる住宅メーカーかどうか。という判断にもなっていました。

弊社のお客様も、手洗い器の設置やリモートワーク、書斎というコロナが始まる前では即答で要らないと言われていた要望が増えました。 

個人的にはコロナが終息しても、日本人は玄関付近に手洗い器があると喜ばれるとは思います。

だいたい、上場企業が足並みをそろえて取り組んでいることに中小零細企業が真似をするのですが、上場企業のリモートワークに足並みがそろわないとどうなるのでしょうかね。

無駄なものにお金をかける必要はないと思いますが、目先に必要なものもある。

例えば、リモートワーク用の小部屋を作るのではなく、一時的な小部屋であるならば他にも活用ができて無駄では無くなるかもしれませんね。

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