自然の力はスゴイ 精密な計測でも建てる前は実は心配。。。
この記事は、2021年3月21日に公開したブログのアーカイブ記事です
執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
こんにちは。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。
春と言えば・・・・私たちにとっては春一番。
あの強い風は現場の足場とかが壊れてしまうので怖いんです。
先日、強風で壊れてしまった看板を直してまいりました。
もともと4年前に賃貸物件に美容院を作る工事を弊社で行いましたが、その時点で外部はメンテナンスされておらず
朽ちている部分などがありました。
しかし、独立開業となると資金面で内部と外部を全て改修することは難しい。
しかも賃貸。
この写真は店舗の正面ではなく側面。
もともと、以前のお店が使っていた木製ルーバーの塀(看板が付いていた)の一部にアルミ複合板の看板を付ける事になったのですが、老朽化が進んで風の強い日に倒れてしまいました。
コレ、人に当たらなかったから良かったのですが、隣の駐車場に停めてあった車は潰れてしまいました。
ちなみに、老朽化が進んでいる指摘をしたうえで、既設の木製ルーバーに看板を張り付けているので、弊社の責任ではありません。
また、大家さんや不動産屋さんの責任でもない事件となってしまいました。
私たちができることは・・・まず危険なので撤去。
現場は愛西市なので弊社から車で1時間ちょっとの場所。
電話を受けて3時間後に到着して、その日のうちに撤去だけ先に行いました。
それから話合いを経て、倒れないように木製ルーバーはやめて鉄骨で看板のみ建てることに。
隣の駐車場に車を停めていた方は気の毒でしたが、お店のオーナーさんも予想外の大出費で可哀想でした。
リフォームやリノベーションをする時に、壊れない様に老朽化をしている部分は指摘をしたりしますが、今回の看板の様に3Mくらい上で外壁とくっ付いている部分が朽ちてしまっているのはさすがに発見できない。
看板のインパクトとしては木製ルーバーが無くなってしまったので、少し寂しい感じではありますが、元々のアルミ複合板の看板本体は壊れずに済んでいたので再利用。
その看板が納まる場所で、窓を隠さず、外壁に付いている配管類を隠してという要望だと、足元の土間にエアコンや配管だらけになっているところに脚を設置するココしか設置できませんでした。
1番上部に頭つなぎ、基礎コンクリートに壁つなぎ、土間コンクリートにアンカーで留めているので、たぶん建物が朽ちてしまっても20年は建っていると思う。
東西で余裕が1センチ、南北で余裕が2ミリもない・・(笑)
褒めてほしい。
鉄骨を建てるまで心配でしたが、設置できて良かったです。
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