元旦のお風呂事情とは!?

この記事は、2018年1月11日に公開したブログのアーカイブ記事です。

執筆:坂本真由(株式会社SOWAKA・代表)

今年のお正月、熊本の家族が全員揃って愛知県に来てくれました。

総勢15人。とても賑やかなお正月を過ごせた坂本です。

薪焚きお風呂

実家である熊本県天草市に住んでいた頃、実家のお風呂は薪焚きでした。

どんな田舎だろうと思われましたよね。笑

祖父母が住んでいた家のお風呂は、五右衛門風呂だったので、それに比べるとなんてうちは何て便利なんだ〜なんて思っていた幼少期でした。

その環境が当たり前だった私は、普通にその薪焚きお風呂に入っていましたが、今思えば大変な毎日でした。

特に寒い季節は、風呂釜が外なので準備する人は寒いわけです。

どうにか当番を逃れようと妹とじゃんけんで決めて、じゃんけんで負けた日なんて嫌々行く日々。

「となりのトトロ」のサツキがお風呂を沸かす場面覚えていますか?

あんな感じです。笑

まず風呂釜に薪を入れ、薪に火をつける作業から始めます。

慣れてしまうと案外簡単にできるのですが、薪に火がついてからは早いのでお風呂が湧き出してからが大変。

お風呂のお湯が熱すぎること。熱湯です。笑

お風呂に入っている人から「あついー!!」と声が聞こえると、薪を取り出したり、お水を足して調整するわけですが、そんな熱湯風呂に慣れてきた私は、今となっては自動でお湯を沸かしてくれるエコキュートのおかげで楽をしていますが、お湯の温度について主人や子ども達からは熱すぎると言われてしまいます。

私にとっては、どちらかというと冷めた温度設定にも関わらず、熱すぎるのだそう。。。

そこの溝はなかなか埋まらないものです。

世間的に言うと、ぬるま湯の方が体にいいみたいなので、そちらに合わせていくしかないんでしょうね。

そんな薪焚きお風呂だった実家も、最近エコキュートにリフォームしました。

実家に帰ると「お風呂が湧きました」とエコキュートのアナウンスが流れる度に、何となく違和感を感じてしまうのです。

だってお風呂が沸く合図なんて、薪焚き当番の一声だったのですから。

元旦のお風呂事情

少し題名と話が反れましたが、皆さんは元旦の日ってお風呂に入りますか?

私の実家では、元日の夜にはお風呂に入らず、2日の早朝に入る習慣がありました。

結婚して主人に当たり前のように、正月はそうするよね!と話したところ、主人の頭は?マークでいっぱいだったのを思い出します。

みんなやっているものだと思っていた。。

当たり前のようにそんな習慣で暮らしてきたのですが、実際どんな理由なんだろうと、ふと思い調べてみました。

お風呂にも沢山の風習があるそうですね。

昔から新年を迎えた元旦は幸福を身に染み込ませるための縁起日。

大晦日に1年間の厄(汚れ)を綺麗に洗い流し、元旦は綺麗な体と心になった自身に福が入るように「お風呂」は厳禁だったようです。

元旦にお風呂に入ってしまうと「汚れどころか福までも流してしまうため」だそう。

こういったことにより、元旦の夜はお風呂に入らず、2日の早朝に入ると言う風習が出来たとされています。

他には、「かまど」のお風呂の場合、そのかまどの神様が1年の始まりは休息出来るように元旦はお風呂もお休みということらしいです。

そんな風習も薄れていき、元旦でも普通にお風呂に入っている方も多いみたいですし、住んでいる地域によって風習も違ってくるので、郷に入れば郷に従えってことなんですよね。

この正月、元旦に銭湯の前を通ると渋滞していました。

友人に聞いたのですが、人で溢れていてゆっくりできる状態ではなかったとのこと。

みんなお風呂大好きなんですね。

私は小さな頃から2日の早朝風呂が昔から大好きでした。

正月の朝っぱらから熱いお風呂に入る。

その風習が「正月だな〜」と感じさせてくれる。

時代が進むのと同時に風習も薄れていく日々ですが、「昔ながら」だったり、田舎の風習もたまには思い出してやってみようかなと思った正月でした。

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