口コミ(続編)
この記事は、2017年11月7日に公開したブログのアーカイブ記事です。
執筆:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
こんにちは。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている株式会社SOWAKAの杉山です。
先日、『ネットの口コミ』と題したブログを書いたばかりですが、とっても残念なことがあったので、続編を書きたいと思います。
弊社の事務所で飼っている猫は、私が独身の時から一緒に生活をしていたペットです。
男の子だから長男
猫を飼いたいと考えていた時に、たまたま知り合いから産まれたばかりの子猫を譲ってもらったのが始まりでした。
まだヨチヨチ歩きで、オシッコも自分でできない状態だった長男。
ところが、ウチに来て2日後にグッタリしてしまったから近くの動物病院へ連れていくことになりました。
原因はオシッコの仕方が分からなくてお腹に溜まっていたから。(笑)
その後、定期的に検査のハガキが来るとその動物病院へ連れていっていた訳ですが、引っ越しをしたのを機に検査ハガキが届かなくなり・・・
次第に動物病院とも疎遠になってしまった。
それから7年。
10歳になった長男はヤンチャも消えて毎日の日課は「日向ぼっこ」。
YKKapのCMみたいでしょ?
でも、何だか様子がおかしい・・ 昨日からご飯も食べていない・・
明日も食べていなかったら動物病院へ久しぶりに連れていこう。
そこで、猫の症状を調べると共に市内にある動物病院の口コミを確認した。
そこで口コミが良かった病院へ連れていき検査をすると、即入院。
えっ!?
長男は点滴や注射をされながらその日は動物病院に泊まる事になりました。
血を自分で作る事ができない病気になってしまったらしい。
先生からは「これだけ衰弱していて、なぜ気づかなかった? 治療費もすごく高額になる」と。
長男・・・ごめん。
歳をとってヤンチャがなくなっただけだと思っていたけど、身体がきつかったんだね。
気づかなかった。
定期検診へ連れていっていればよかった・・
翌日、動物病院から電話が。
「ヨダレが出てきたし、もう駄目だから連れて帰った方がいい」
動物病院の診察台に載せられ、ピクリともせず今にも息を引き取ってしまいそうな長男を見た時はショックが大きくて、先生と受付の方に「お世話になりました」と言うのが精一杯。
3日前まで段ボールに入って遊んでいたのに・・・
ココに連れてくる前はこんなに弱っていなかったのに・・
最後に、先生からは明日まで生きているか可能性はとても低いと聞いた。
動物病院から家に着くまで、晴れていたのに私の目は涙が土砂降りでワイパーでも追いつかない。
長男よ、最後のドライブだね。
その日は朝まで一緒にいた。
まだ生きてる。
ん?目が生きていたいって言ってる?
すぐに動物病院へ電話して、まだ生きてるから栄養をあげたいと伝えた。
先生は「病院でできる事は尽くしました。水も飲めなくなってるのに他に何ができる訳?」
電話をしなければ良かった。
次の日も朝まで一緒にいた。
まだ生きてる。
首が動いた。
ヨダレが出なくなった。
次の日も朝まで一緒にいた。
ちょっと私も疲れてきた。
でも生きてる。
ヨタヨタ歩いた。
えっ?? 先生の話ってウソ??
すぐに10年前にお世話になった動物病院へ連れていった。
色々と検査をしてもらって、病気の説明も受けた。
前に行った病院と同じだと分かった。
ウソを言っていた訳では無かった。
でも、ココの先生は
「治る可能性はあります。途中で死んでしまう可能性もあります。どこまで私にやらせていただけますか?」
びっくり。
メチャクチャびっくり。
やらせていただけますか か。
今は輸血をして通院をしていますが、しっかりご飯を食べてジャンプもできるくらい回復した。
病気は治らないかもしれない。
でも私が諦められなかったのは、長男がまだ私の近くで生きていたいって目をしていたから。
最初に入院した動物病院も的確な判断でした。
口コミのとおり。
次に行った馴染みの病院と何が違うか。
へりくだって欲しい訳ではない。
気持ちを察してほしいだけなんだ。
確かに治療費はとても高額です。
でも、簡単に結論を出すのではなくて 私は可能性にかけたかった。
私の仕事も同じ。
建築はとても高額となります。
私も同じですが、代金は絶対的に気にはなってる。
でも、こうしたい。ああしたい。
その夢を実現するためのお手伝いを真剣にしなくてはいけないんだ。
口コミよりもやっぱり自分と合うかどうかの方が大事なんだなと考えさせられました。
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